話し方を変えれば印象アップ! 面接で伝えたいことをわかりやすく伝える方法

2018.06.05

「あなたの話はわかりにくい」と言われたことはありますか? あるいは、自分で話ながらしどろもどろになってしまったことがある……なんて人も多いかもしれません。でも、まわりを見渡すと、インターンシップや就活の面接などで発言をする際に、話がわかりやすくて聞く人を魅了するような学生もいますよね。話が上手い人と下手な人の違いって何でしょうか? 

「話すのが上手い人は何を話すか、どう話すかをしっかりと準備しています。だから、内容がわかりやすいんです」と話すのは、元アナウンサーで話し方セミナーの講師として活躍する花形一実さん。今回は、相手にわかりやすく伝えるための話し方のコツを教えてもらいました。面接本番までに人前で話す経験をたくさん積んで、自分の思いをしっかりと伝えるスキルを身に付けましょう。

<目次>
1.心あたりがある人は要注意! 話がわかりにくい人の特徴
2.話が上手い人は要点を5秒で言える
3.話し上手になるには場数を踏むことが必要

心あたりがある人は要注意! 話がわかりにくい人の特徴

希望する企業の書類選考を通過していよいよ面接本番。それなのに、面接官を前にしたら緊張して自分が何を話しているのかよくわからない状態になってしまった……なんて事態は避けたいもの。人前で話をする機会がこれまで少なく、自分の話し方に自信がないという人は、就活本番までにしっかりと訓練しておいたほうがベターです。

「話がわかりにくい人に多いのが、だらだらと文章が続いてしまうケース。何について話しているのかポイントがつかみにくく、当初の質問の答えから脱線してしまうこともよくあります」(花形さん)

このほかにも、以下のような話し方をしている人は、話し下手と思われている可能性が高いのでご注意を。

 

話がわかりにくい人の例

  1. だらだらと文が続いて、意味がわかりづらい

    「〜して、〜で、〜したら……」とだらだらと一文を長く続けてしまうケース。話のポイントがわかりにくく、何を話しているのかよくわからないという印象を与えてしまいがちです。話している本人も要点をつかめていないケースもしばしば。
  2. 同じ内容を繰り返して言ってしまう

    何度も同じことを言ってしまう人。自分が何を言っているかよくわからないまま話している可能性があり、聞く側にも内容が薄い印象を与えてしまいます。また、「前に前進する」というように、意味が重複する言葉を繰り返すのもNG。
  3. 助詞と語尾が強い話し方をする

    「(私)は〜」「~を」「〜です」など助詞や語尾を強く発音する話し方は子どもっぽい印象を与えます。また、本来伝えるべき言葉の印象が弱くなってしまうため、相手に内容が伝わりにくくなる可能性も。

話し方のクセは普段なかなか自分では気が付きにくいもの。自分が話すとき、上記のような話し方をしていないか意識を向けてみてください。また、人に指摘してもらうのもよいでしょう。

 

話が上手い人は要点を5秒で言える

では、自分が言いたいことをしっかりと伝え、相手にも好印象を与えるのはどのような話し方でしょうか。

「話し上手な人は、自分が話していることをよく理解したうえで話をしています。話しているうちに自分が何を言っているかわからなくなってしまう人は、まずは言いたいことをしっかりと整理することが大事。

一番伝えたいことと結論をまとめて、それに理由や具体例など要素を肉付けしていくのです。そうすることで、内容をわかりやすく伝えることができます」(花形さん)

突然面接官から質問されたときに慌てないためには、前もって話す内容を準備しておくこと。また、話す内容の組み立て方、言葉の使い方も印象を大きく左右します。以下のポイントを意識するとよいでしょう。

 

話し上手になる5つのポイント

Point1 1文を短くする

「私は〜だと思います。なぜなら〜です。その一例が〜です」というように、1文には1つの内容だけを盛り込むようにしましょう。会話になると文をつなげて話してしまうクセがある人が多いので、慣れるまでは「一文を短くする」という意識を持ちながら話をするとよいでしょう。

Point2 結論から話す

最初に結論を話してから理由や具体例を挙げるようにしましょう。聞く側にしてみれば、テーマや結論がわからないまま枝派の内容を聞いても全体象がつかみにくく、内容がよくわかりません。

Point3 要点を5秒で言えるように整理しておく

相手にわかりやすく伝えるためには、まずは自分自身が話す内容について理解しておくことが大切です。面接などの想定質問に対して、自分が伝えたい核となるポイントを5秒で言えるように整理しておきましょう。それに対して、動機、課題、具体例、対策など項目ごとに整理しておくと、聞かれた質問に対して適切に回答でき、相手にも内容が伝わりやすくなります。

Point4 なるべくやさしい言葉を使う

専門用語やカタカタのビジネス用語ばかりの内容は、ともすると難しい印象を与えてしまいます。聞く相手にとってなじみのある言葉で、わかりやすい表現を意識するとよいでしょう。

Point5 相手の反応を見て話し方や内容を工夫する

覚えてきたことをそのまま話すだけでは、話し上手とは言えません。自分が発言した内容に対して、相手がどのような反応をしているかを確認しながら、臨機応変に話し方やネタに工夫を加えることが大切です。相手が難しそうな顔をしていればより簡単に話す、具体例を上げるなど。相手が興味なさそうな顔をしていれば、質問の趣旨に合った答えをしているか、気持ちを込めて伝えられているかを見直したうえで軌道修正をしましょう。

話し上手になるには場数を踏むことが必要

話し方のポイントを理解しただけでは、スキルが身に付いたとは言えません。面接本番で失敗しないために、何度も練習することが必要です。

「話し上手になるためには、たくさんの人と話したり、フィードバックをもらったりして場数を踏むことが大切。自分が考えていることを友達や身近な目上の人に話してみて、ストーリーをしっかりと組み立ておきましょう。人と話すことに慣れれば、わかりやすく伝えるスキルもアップしてくはずです」(花形さん)

話し上手になるために必要なこと

  1. 人に話す練習をする

    面接で言おうとしてる内容を事前に周りの友人や目上の人にも話してみましょう。自分ではおもしろいネタだと思っていても、相手の反応がイマイチというケースもあります。相手がどんな反応を示すか、どんな言葉にくいつくのかなどを参考にして、面接で話す内容をブラッシュアップさせましょう。人に話すのを繰り返すうちに話し方も上達するはず。
  2. 話のネタを日常的に集めておく

    日頃からアンテナをはって、多方面から情報収集をしておきましょう。話す内容よりも多くの情報を集めること、それに対して自分の考えを膨らませておくことが大切です。

「自分は話すのが苦手」と思っている方。日頃から意識することで誰でも話し上手になることができます。伝えたいことをわかりやすく伝えるスキルを身に付けて、就活本番にそなえましょう!

 

 

監修:花形一実(はながた・ひとみ)
元テレビ静岡アナウンサー。キャスター、司会、リポーターとしてテレビやラジオ番組で幅広く活躍。現在は一般の方からプロまでを対象に話し方・滑舌・コミュニケーションの指導にも力を入れており、就職活動中の学生や企業を対象にした話し方セミナーを数多く実施。著書に『ボない大人のはきはき滑舌ドリル』『会話力があがる大人のはきはき滑舌上達ドリル』(ともにメイツ出版)がある。https://www.shigotodehanasu.com/

取材・文/村上佳代